私たち、おぐらきんなべの冷凍チキン南蛮。
この味を決める大切な存在が「甘酢」と「タルタルソース」です。
冷凍商品化は成功したものの、お店で食べるチキン南蛮の味をできるだけそのままご家庭へ届けるため、甘酢やタルタルに関しても、何度も試作と試食を重ねてきました。
甘酢が変わった。だからタルタルも見直す。
今回の改良のきっかけのひとつが、新しい甘酢の完成でした。
約一年かけて改良してきた新しい甘酢は、酸味、甘み、コクのバランスを見直し、以前よりもさらにお店のチキン南蛮に近い仕上がりになっています。
一方、これまで使用していたタルタルソースは、以前の甘酢との組み合わせを前提につくられたもの。単体では美味しいしバランスも良いです。ですが、
「甘酢がここまで良くなったのなら、タルタルも今のままでいいのか?」
そんなところから、改めてタルタルづくりが始まりました。
目指しているのは、本家のチキン南蛮で感じる、あのまろやかなタルタルと甘酢の組み合わせです。バランスなんです。
2回目の試食。かなり良くなった。でも、まだ違う。
8月17日には、改良したタルタルの2回目の試食を行いました。
実際にチキン南蛮、甘酢、タルタルを合わせながら、みんなで味を確認していきます。
今回の試作品は、前回と比べて色も味も全体のバランスもかなり良くなり、第一印象は「美味しい」。
確実に完成へ近づいていました。
ただ、チキン南蛮として食べてみると、もう一つ気になるところがありました。
それが、ピクルスや玉ねぎの存在感。
特に玉ねぎの風味が少し前に出ていて、せっかくの甘酢や鶏肉の味よりも、タルタルそのものの主張が強く感じられました。
単体で食べれば、美味しいタルタルです。野菜などをディップして楽しめると思いますし、フライなどにも合うでしょう。
でも、私たちがつくりたいのは「タルタルだけで100点」の商品ではありません。
チキン、甘酢、タルタル。三つが合わさって100点。
おぐらきんなべのチキン南蛮は、
鶏肉があって、
甘酢があって、
その上にたっぷりのタルタルがある。
この三つが一緒になったときの味・ハーモニーが大切です。
タルタルだけが目立っても違う。
甘酢だけが強くても違う。
鶏肉の旨み、甘酢のコクと酸味、そしてタルタルのまろやかさ。
それぞれが主張しすぎず、口の中で一つになる。
私たちは、そんな「三位一体」のバランスを目指しています。
今回の試食でも、
「もう少し玉ねぎを抑えた方が、本来のまろやかさに近づくのではないか」
という方向になり、現在の玉ねぎ量を「1/2」「1/3」に減らした試作品を新たにつくってもらうことになりました。
ほんの少しの違いに見えるかもしれません。
でも、チキン南蛮として一緒に食べると、その少しの違いが全体の印象を大きく変えます。
冷凍だから妥協する、ではなく。
おぐらきんなべの冷凍チキン南蛮は、昭和32年から続く味を、ご家庭でも楽しんでいただきたいという思いから始まりました。
商品化までには、甘酢やタルタル、冷凍方法なども含めて100回以上の試作・試食を重ねています。
そして商品になった後も、完成だとは思っていません。
「もっとお店の味に近づけられないか」
「もっとチキン南蛮として美味しくできないか」
今回のタルタル改良も、その途中です。
一口食べたときに、
「やっぱり、これだよね」
と思っていただけるチキン南蛮へ。
新しい甘酢に合う、新しいタルタル。
あともう少し。
試食と改良を重ねながら、さらに美味しい「おぐらきんなべのチキン南蛮」を目指していきます。新タルタルそのものも美味しいですが、甘酢とのバランスも楽しみにお待ちください!!
私たちも皆さんにお届けできるのが楽しみです!